2019年9月25日水曜日

旧型プレイステーション4をSSDに 02

 本題ですが、同じSATA2でも、内蔵ハードディスク、つまり物理的にディスクを回転させて読み込むドライブより、回転するディスクそのものがないSSDのほうが、読み込み速度が速くなります。
 ハードディスクは、名前通り、円盤が実際に回転しないとデータが読み込まれないので、回転させるモーターや、読み込む能力で、かなり変わってしまうんです。
 SSDは、いわゆるメモリーカード、携帯の記憶容量になってるMicroSDカードと同じで、円盤ではなく、フラッシュメモリです。基盤に情報を書き込み、消すという作業をしているので、書き込みはちょっと遅いけれど、読み込みはとても速いのが特徴です。 

 とどのつまり、おなじSATA2で、HDDはデータを読み込むのに時間がかかる、ロスをしていると考えれば、ロスのないSSDのほうが早いのは当然です。
 今回はこちらの話。
 
 これについてもすでに他サイトなどで検証されつくしていて、そのスピード差はPS4の起動や、ゲームを起動してセーブデータ選択までの時間短縮に大いに役立っています。
 ですので、1000番台の中古PS4の能力の底上げに大いに貢献してくれると踏んでのことです。

 内臓SSDの条件としては、160GB以上で2.5インチのSATA接続ということです。
 SSDのほうはSATA3であってもSATA2のPS4で認識するので、あまりこだわらなくてよいです。
 うちには使わなくなったPCがあり、そこから余剰パーツもでてきているので、その中から、今回はトランセンドの256GBのSSDを引っ張り出してきました。

 

 今もかなりお安い(このエントリーの時点で4820円)。
 
 他、下準備としてUSB3.0のフラッシュメモリ、それと100均で買える精密ドライバーのプラス、そして、PS4の再インストールのためのアプリケーションをダウンロードするためのPCが必要です。
 
 PS4にログインし、自分だけでなく、入っているアカウントセーブデータ、を、USB3.0のフラッシュメモリなどに保存します。
 これがいきなりハードルになっていて、意外と持っていなかったりするんですよね。
 後々のことも考えて、筆者が買ったのはこちら。

 

 これをPS4のUSB差込口にさして、データをバックアップ。
 バックアップがおわったら、本体の電源をおとします。電源コードも抜いておきましょう。
 ディスク挿入口の上面をスライドさせると、簡単に蓋がとれます。
 
 ネジはたった一本。はずせば、内臓HDDは簡単にとりだせます。
 専用のステーにとりつけられているHDDをはずして、SSDをとりつけて、本体に取り付け、ねじを締める。
 簡単なので画像も割愛するくらいなのです。
 ネジは□△〇×のマークが刻印されていて、+の精密ドライバーでまわせます。
 この作業は5分もかかりません。

 さて、SSDをとりつけたところで、今度はPCから、PS4の公式サイトに行きましょう。

 プレイステーション システムソフトウェアアップデートのページ。
 https://www.jp.playstation.com/ps4/system-update/
 
 このサイトから、パソコン経由のアップデート、を選択。
 ここに説明もすべて書いてあるのですが、端的にいうとUSBフラッシュメモリに、PS4という名前のフォルダーを作成し、さらにその中に「UPDATE」という名前のフォルダーを作成、そこにダウンロードしたPS4UPDATE.PUPを保存します。

 保存が終わったら、これをPS4にさします。
 電源ボタンをおしたまましばらく待ちます。
 最初の起動音「ピッ」という音のあと、もう一度「ピッ」という音がするまで8秒くらい。
 ボタンから指をはなします。

 すると、いわゆるブルースクリーン、故障した時にでてくるような画面がでてきます。
 これはセーフモードで、PS4のトラブルを解決したり、再インストールするためのモードです。

 [PS4を初期化する(システムソフトウェアを再インストールする)]

という項目があります。
 これを選択。
 あとは随時、画面にでてくるメッセージに従いましょう。

 筆者はこのインストール終了まで30分程度でした。

 インストールが完了したら、ユーザーアカウントの登録をします。
 以前に使っていたアカウントでログインし、設定からセーブデータを復元。
 Wi-Fiの設定などはやり直しになってしまいますが、この手の作業ができる人なら、そう難しくないでしょう。
 
 むしろ大変なのは、インストールしていたゲームの再インストール作業でした。
 PS4のゲームは、ディスクから本体にゲームをインストールしてからゲームが起動されます。
 今回、モンハンワールドをディスクからインストール、さらにオンラインで更新されたデータをダウンロード、さらにアイスボーン分までダウンロードで、2時間近くかかってしまいました・・・
 たくさんゲームをもっている人は要注意ですね。

 さて、苦労というほどではないですが、長いインストールもおわり、さっそく起動。
 おお、メニュー画面からモンハンを選択して、そこからホーム画面にいくまでが早い。
 セーブデータを読み込んで、拠点に行くまでも早い。
 あまり効果はない、などという記事もありましだか、どうしてどうして。
 クエストに出発、拠点に帰還。
 これも早い。
 SSD様様です。
 そして、これより外付けSSDのほうが早い、となれば、自作外付けSSDを導入すれば、PS4の起動時間も含めて、さらに快適になるのでは?
 予算ができたら購入したいところですが保留。
 
 もし、有志の方が部品を提供していただけるようなら、のちほどエントリーしてみたいと思います。
 部品提供は、こちらから。
 

旧型プレイステーション4をSSDに 01

 すでにモンスターハンターワールド関連の記事でウェブ上に散見する、PS4のSSD問題ですが、筆者もすこし手を加えることにしました。


 
 
 手元にあるのは、いただきもの(つまり中古)のPS4で、CUH-1000番台のものです。
 CUH-1200番台のものを息子が所有しているのですが、電源ボタンが1000番台はタッチパネルなのに、1200番台は物理スイッチで、やはりタッチパネルの誤動作考えると、物理ボタンにしたのは正解だと思います。

 仕様によると、1200番台はあとから発売されただけあって、発熱は少なく、消費電力も少なく、本体重量も軽いとのことですが、むしろ軽さは・・・どうでもいいですかね。持ち運びませんし。

 1000番台と1200番台で、モンスターハンターワールド アイスボーン をプレイしているのですが、1000番台は起動も遅く、拠点とクエストとの行き来にとても時間がかかっていたのです。
 通信速度の問題かと思い、有線LANで接続していたのですが、やはり改善されず、そこで思い立ったのが、内臓HDDの交換でした。

 先述した通り、すでにPS4のSSD化については結論が出ています。

 PS4の初期型の内臓HDDの読み込み速度は、SATA2という規格で、通信速度が毎秒300M程度だそうです。
 この数字が大きいほど、たくさんの情報をみじかい時間でやりとりできる、という解釈でよいようです。
 最新モデルのPS4では、SATA3という規格で、こちらは秒間600Mと、ほぼ倍で動いています。読み込み速度が速いわけですね。

 同様の話になりますが、PS4にはUSB3.0というも通常のUSBより高速のUSBがついています。
 差込口が青いUSBがそれです。PS4には全面に2口ついていまよね。
 このUSB3.0の通信速度は、毎秒500M程度で、つまり、SATA3ほどではないにしても、SATA2よりははるかに速い、ということになります。

 つまり、内臓HDDよりも内臓SSDのほうが早く、外付けUSBのSSDはもっと早い、となります。
 PCに慣れている人でも、なんで内臓のほうが遅いんだ、だったら最初からSATA3にしておけばよかったのに、という声が聞こえてきますがそのあたりは機材の過渡期なので・・・
 現実問題として、HDDですら、読み込み速度次第で、外付けのほうが早くなる可能性もあるわけです。

 ですので最近、モンスターハンターワールド アイスボーンをプレイさてれいる方々は、PS4の型番に限らず、外付けSSDを購入する傾向にあります。
 
   


 PC組み立てなどになれている人なら、ケースと内臓SSDを買って自作、という人も。

 

 
 ここまでは、PS4で最近、外付けSSDが選ばれているという話にすぎません。
 続きます。





 





 




 

8月は特に何事もなく


 8月は子供が夏休みということもあり、ずっと家にいたのですが、セルフ修理するものはなくて、本棚を処分したり、要らなくなったものを処分したりといった作業が多くありました。

 8月下旬に、保証期間内のNintendo SwitchのJOY-CONを修理に出しました。
 保証期間内であれば送料も任天堂もちなのでやすかったもので・・・
 故障内容は、本体に取り付けても、本体にとりつけたという認識をしない、というもので。多分、基板か、側面のBluetooth用の部品じゃないかな、と。
 
 手続きとして、最初に、任天堂のホームページで、修理の申し込みをしました。
 粗方概要を入力すると、受付番号のバーコードがその場で発行されるので、印刷、あるいは受付番号を手書きで紙に書いて送ればOK。

 保証書、領収書なども必要ですが、箱を捨ててしまう人はこういう時に不便ですよね。
 この手の商品を買って、箱を処分したいときは、箱についている保証書を切り、レシートと一緒にジップロックなどにいれておくと、後々便利ですよ。
 ジップロックは商品名なのですが、ようは口がとじられる袋で、透明のものが便利、ということです。
 
 送ってから、およそ10日程度で返却されてきましたが、やはり、基板交換されていました。
 補償期間内なので無料。
 Switchにとりつけてみると、きちんと認識している。 

 Nintendo Switch については、過去に修理工程のエントリーをあげましたが、とにかくも壊れやいことに憤りを感じています。
 息子の友達達のJOY-CONも、かなりの確率で壊れています。
 大人の力で握りしめているプロコンなどもよく壊れていますが・・・子供の日常使用に一年耐えられないというのは、果たして製品としていかがなものか。

 その欠点を抱えたまま、最近、小さいサイズのSwitchがでました。
 コントローラーは外せないタイプで、もし、このコントローラーのスティックが故障した場合、本体まるごと、任天堂に輸送して、10日以上、ゲームができない日が続くわけですが、子供からすれば、それは100日にも近い時間に感じられてしまうはずです。

 また、一般の親というのは子供とゲーム機のことで話したり、修理までしてくれなかったりするわけで、なくなくこわれたコントローラーのままゲームをしている子供もいるわけです。
 ゲームは娯楽ですが、娯楽で人を失望させるようなことがあってはいけません。
 任天堂の方がこのブログをみているとは思えませんが、JOYコンは修理一回目は永久保証とかしたほうが良いです。
 うちのJOYコンは、正規の修理は一度ですが、スティックはもう6個交換してるんですよ・・・
 
 そういえば7月にはプリンタが故障したのですが、こちらはさすがに自分では治せないものだったので、補償も切れていたのであたらしいプリンタを買いました。
 もともとカメラマンをしていたこともあって、A3程度の大きさまで印刷できるプリンタが欲しかったのですが、時代はモニターでのみの確認で、印刷されることも減っており、書類の印刷だけとなればA4まで印刷できれば良いかとわりきって、ここ十数年来、ひさしぶりにA4プリンタを購入しました。


  

Canon A4インクジェットプリンター PIXUS TR703


前面と背面からの給紙ができるのですが、昔よりスムーズに動いてくれて、A4プリンタを見直しました。
ネットワークプリンタや、Wi-Fiでスマフォから直接印刷できたりと、最近のプリンタは便利…なのかもしれませんが、筆者は写真データも文章データもPCでチェックしてからでないと印刷しないので、あまり利点をかんじなかったり。PCから設定したほうが早いということもあって、旧態依然のUSBケーブル接続で使用しています。

 さて、9月は修理するものも粗方片付いていて、ネタはないので、隠神コータのAmazonほしいものリストをおいておきます。
 生活苦なので。
 もし、あなたが、100人に100万円プレゼントするようなお金持ちとか、あるいは筆者を応援したいという稀有な方でしたら、洗濯ばさみ、米などでご支援いただければと思います。
 現時点で、地域猫のための食事や、有事の際の電源などを作る費用がかさんでいるので、それらに必要な物のかわりに、筆者の生活をささえる物資をいただけると、大変助かります。
 特に米。